ファミマのパスタ皿、バイオマスプラ容器に 日本初

橋田正城
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 食用油の廃油を原料に使った食品容器が、ファミリーマートで8日から導入される。石油由来のプラスチック製容器から、植物性の資源を使った容器に切り替えることで、環境負荷を抑えて持続可能性を高める狙いがある。親会社で供給元の伊藤忠商事によると、食品容器への導入は日本で初めてという。

 導入されるのは「バイオマスポリプロピレン」を使ったパスタ容器。一般的なポリプロピレンはプラスチックの一種で、食品包装や日用品、自動車部品などに幅広く使われている。日本プラスチック工業連盟によると、2020年には国内で約224万トンが生産され、プラスチック生産の約23%を占める。強度と耐熱性があるが、燃やせば温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)が出る。

 バイオマスポリプロピレンも燃やせばCO2は出るが、植物油が主原料のため、植物の成長過程でのCO2吸収効果が高いという。政府も、30年までに約200万トンのバイオマスプラスチック製品を導入する計画だ。

 伊藤忠商事が昨秋、オーストリアの樹脂メーカーから販売権を取得し、実用化につながった。原料費は上がったが、製造コストを下げて従来品と同等の価格に抑えたという。ファミマは関東地区から始め、導入地域を全国に広げる考えで、伊藤忠も今後、バイオマスプラスチックの販路を拡大する。(橋田正城)