愛されたおじいちゃん 自宅での「カラオケ葬」で明るく

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それぞれの最終楽章・納棺(4)

納棺師・「おくりびとのお葬式」代表 木村光希さん

 今回の事例は、みんなに愛されたおじいちゃんの「自宅カラオケ葬」です。首都圏の一軒家に住む80代のおじいちゃん。娘さん2人、お孫さんが3人いました。

 ご家族といろいろ相談した結果、ご自宅で葬儀をすることになりました。おじいちゃんは自宅が好きだったということと、形式にとらわれず自由に送ってあげたい、というご家族の意向があったからです。私たちは「やりたいことを何でもおっしゃって下さい」と伝えました。ご家族は「とにかく明るい人だったから、明るく楽しく送ってあげたい」と希望を述べられました。

 ご夫婦もご家族も、とても仲良しでした。そんなご家族ですから、納棺の儀では、生前よく着ていた水色の太極拳の服を着せるのを手伝ってもらいました。できるだけ「送ってあげられた」という達成感をもってほしかったからです。部屋には太極拳で使っていた長い剣を飾りました。

 形式にとらわれず送るとはい…

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