名古屋御園座、逆境下の「大入り」 本格再建第2幕へ 

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根本晃
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 劇場再開から3年目の昨年、コロナ禍で5カ月近く休演に見舞われた名古屋の御園座。席数の制限など営業にはなお制約があるが、今年に入り公演のチケット完売が相次いでいる。コロナ後の再建本格化を見据え、「芸どころ名古屋」の老舗の踏ん張りどころだ。

御園座 名古屋市中区。1896(明治29)年創業。地元企業などの支援で経営危機を乗り越え、客席数1302の新劇場をつくり2018年に営業再開。歌舞伎、ミュージカル、吉本新喜劇などを上演する東西芸能の交流拠点。21年3月期の売上高は9億円。従業員と常勤役員で20人。

 2日夕方。御園座の玄関に、若い女性たちが続々と訪れた。この日は「滝沢歌舞伎ZERO 2021」の初日。ジャニーズの滝沢秀明さんが演出し、人気アイドルグループ「Snow Man」(スノーマン)が主演する話題作だ。同劇場では3年ぶりで、27日までの全日程が完売した。御園座に来るのが3回目という会社員の女性(25)は「とても楽しみ。御園座は赤い座席がめちゃくちゃきれいですよね」と笑顔だった。

■これら落とし以来の勢い…

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