爆音、衝撃波に思わず息のむ 「総火演」火器の威力体感

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成沢解語
【動画】陸上自衛隊最大の実弾訓練「富士総合火力演習」(総火演)。昨年に引き続き、コロナ禍で一般公開が見送りとなる中、現場で取材した記者が間近で火器の威力を体感した=成沢解語撮影
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 耳をつんざくような爆音、空気を震わせるほどの衝撃波――。先月下旬にあった陸上自衛隊最大の実弾訓練「富士総合火力演習」(総火演)。昨年に引き続き、コロナ禍で一般公開が見送りとなる中、現場で取材した記者が間近で火器の威力を体感した。

 「装甲車。対榴(りゅう)。撃て」。5月22日午前、静岡県の山あいにある東富士演習場に、無線の指示が響き渡った。「敵の装甲車を見つけたので、当たると破裂する対戦車の『榴弾』を射撃せよ」という意味だ。

 報道陣が取材するエリアから200メートルほど先の演習場内で、動き始めたのは丸みを帯びたフォルムの「74(ななよん)式戦車」。陸自が1974年に採用したもので現在、保有する戦車のうち、最も古いタイプだ。

 口径105ミリの戦車砲が向くのは、標的のある高台。白い煙を吐き、高い機械音を上げながら坂道を進む。登り切ったところで止まると、戦車砲が一瞬、火を噴いた。

とどろく爆音、腹に響いた衝撃波

 「ボカーーーン!」。想像を…

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