サンマ・スルメイカ・サケ不漁の原因は温暖化 水産庁

高木真也
[PR]

 水産庁は4日、サンマやスルメイカ、サケの記録的な不漁の主な原因は地球温暖化とする報告書をまとめた。温暖化で海水温や海流が変わり、稚魚が育ちにくくなったり、産卵場がエサに乏しい沖合に移ったりしていると説明。3魚種は漁獲量が激減し、2019年はいずれも過去最低水準だったが、この不漁が長期的に続く可能性もあると指摘している。

 報告書は、漁獲制限や違法漁業の取り締まりで乱獲を防ぐとともに、様々な魚種を扱うことで漁業者のリスクを減らすよう提言している。沿岸のスルメイカ漁業者が沖合で加工品向けのアカイカを取ったり、サンマ漁業者が資源量の回復傾向にあるマイワシも取ったりするケースを挙げ、状況に応じて様々な魚を取る「マルチ漁業」を支援することも提案した。漁船の電化の推進も求めている。(高木真也)