大正レトロ建築を満喫、領事館跡で味わう本格タイ料理

会員記事

根本晃
[PR]

 名古屋中心部の堀川にかかる納屋橋のたもと。大正レトロな洋風建築の中にタイ料理店「サイアムガーデン」がある。平日のワンプレートランチは、デザート・ドリンク・サラダのいずれかがついて税込み1千円とお値打ちで、ビジネス街の人気店のひとつだ。

 建物は1931(昭和6)年ごろに建てられた「旧加藤商会ビル」。戦前はシャム(現タイ)の領事館が置かれていた。鉄筋コンクリート造りの地上3階地下1階建てで、1~3階がレストラン。外壁のれんが調のタイルや柱上部の装飾から大正建築の特徴を見いだせる。現在は国の登録有形文化財に指定されている。

 そんな由来のある建物に、「日本人に洗練されたタイ料理を知って欲しい」と、食品メーカーのヤマモリ(三重県桑名市)が2005年にこの店をオープンした。タイの有名な料理研究家にレシピの監修を依頼し、現地の最上級ホテルで腕を磨いたパカマス・タンシリピンヨーさん(46)を料理長に招いた。

 メニューは約65種類。一番人気のグリーンカレー(1550円)はカレーペーストから手作りする本格式だ。ココナツミルクやココナツシュガーで甘みを引き立たせ、日本人でも食べやすい味わいに仕上げた。エビのだしをしっかり利かせたトムヤムクン(1800円)やプーニンパッポンカレー(ソフトシェルクラブのカレー風味卵ソース炒め、2580円)などとともに辛さは調節してもらえる。

 コロナ禍でディナーの需要が…

この記事は会員記事会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。