コカイン鑑定、現場で使える新試薬 六本木などで導入

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 コカインを所持していたなどとして、警視庁ナイジェリア人の男(54)=千葉県柏市=を麻薬取締法違反などの容疑で現行犯逮捕し、4日発表した。コカインを巡っては、街中の簡易鑑定で偽陽性を示す事例が続き、同庁は陽性でも現行犯逮捕せず、科学捜査研究所で本鑑定をする運用を続けていた。現場で正確な結果を得られる新試薬を今月から導入し、現行犯逮捕できる体制を整えたという。

 組織犯罪対策5課によると、男は2日、東京都港区六本木3丁目のビルでコカイン30・5グラム(60万円相当)などを営利目的で持っていた疑いがある。このほか、末端価格で計約950万円分のコカインや覚醒剤、MDMAも見つかり、同課は男が管理していたとみている。男は「知りません」と話しているという。

 新試薬は、東京五輪パラリンピックインバウンド訪日外国人客)の急増を意識した「繁華街対策」などのために導入した。現在は六本木など一部の地区で運用しているが、「偽陽性」が出ないと確認できれば秋から都内全域に広げるという。同課は「新試薬を適切に活用し、取り締まりを強化する」としている。