南北コリアと日本のともだち展20年 東京で6日まで

編集委員・北野隆一
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 韓国、北朝鮮、中国、日本の小学生たちの絵を展示する「南北コリアと日本のともだち展」が4日、東京都千代田区外神田のギャラリー「アーツ千代田3331」で始まった。入場無料、6日まで。コロナ禍で各国訪問が難しく、今年の作品はインターネットで送られた写真データを印刷し展示している。

 2001年に始まり、今年で20年。これまでの作品を開催年ごとに並べた。10年前に絵を出品した子が大学生となり、当時を振り返って寄せたメッセージも、作品の脇に貼られている。

 主催団体の一つ「KOREAこどもキャンペーン」の筒井由紀子事務局長によると、00年に南北首脳の対話実現に伴い、韓国の市民団体が絵の交流を呼びかけたのがきっかけ。北朝鮮への人道支援を続ける日本のNGOが間を取り持った。

 韓国、北朝鮮、日本の在日コリアンや日本人に、11年からは中国の少数民族・朝鮮族の子らも加わり、20年間で約4300人の作品を展示。作品づくりや支援ボランティアのため延べ300人が往来した。4カ国で巡回展示し、国内展を計150回開いた。

 拉致問題北朝鮮の核実験ミサイル発射などで緊張が高まる事態に何度も直面したが、「お互いに顔が見える交流を続けたい」と開催を続けてきた。

 5日にはギャラリートークがオンラインであり、子どもたちとの作品づくりを手がけた絵本作家の浜田桂子さんが午後2時から講演。同日午後3時半からは日韓の交流参加者らが登壇する。申し込みは同展サイト(http://tomodachi10.net/T/別ウインドウで開きます)。(編集委員・北野隆一