延暦寺で1200年大遠忌法要、最澄の遺徳しのぶ

筒井次郎
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 天台宗の宗祖・伝教大師(でんぎょうだいし)最澄(さいちょう)(767~822)が亡くなって1200年となる4日、天台宗と総本山の比叡山延暦寺大津市)が大遠忌(だいおんき)の法要を営み、最澄の遺徳をしのんだ。

 同寺の大講堂で開かれ、森川宏映(こうえい)・天台座主(ざす)が大導師を務めた。歌舞伎俳優の市川猿之助さんが映像で登場し、「一隅(いちぐう)を照らす、これ即(すなわ)ち国宝なり」「我が志を述べよ」など最澄の残した言葉を読み上げた。

 最澄が供えた灯明が始まりとされ、総本堂・根本中堂で1200年以上ともり続けているという「不滅の法灯」が分灯され、大講堂に運ばれた。最澄の御影(みえい)(肖像)も掲げられた。

 天台宗の阿部昌宏(しょうこう)・宗務総長は「コロナ禍で閉ざされた人心の闇を照らすため、伝教大師様のご誓願『浄仏国土(じょうぶっこくど)』(仏の世界)の実現に共に邁進(まいしん)しましょう」と話した。法要の様子は全国約3千の天台宗寺院などに向け、ユーチューブでライブ配信された。(筒井次郎)