海老蔵歌舞伎、演出を一部変更 「人種差別」指摘広まる

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 京都市の南座で4日に開幕した「海老蔵歌舞伎」で、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが中心となって創作された新作「KABUKU」の演出の一部に変更があった。5月に開かれた東京・明治座公演で、観客らから「人種差別ではないか」といった指摘がインターネット上で広まっている場面だった。

 KABUKUは、海老蔵さんが音声SNS「クラブハウス」で参加者の意見などを採り入れた新作。舞台は江戸時代末期から地獄、現代の東京へと展開していく。漫画「金田一少年の事件簿」原作者の樹林伸さんが原作で、海老蔵さんらが演出を担った。

 東京公演で指摘があったのは、地獄を描く場面。外国人同士がいがみ合うなかで、中国人と推察される人が疫病を広めたなどとののしられ、ネットでは「差別だ」とする声が相次いでいた。

 京都公演では、中国人とされる人は登場しない演出に変更になっていた。松竹は、「明治座上演時に頂いたお客様の声を受けて、内容を変更して上演いたしました」とした。