岩手の聖火リレーは予定通り公道で、のんさんら辞退

中山直樹
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 16日から3日間、県内で開かれる東京五輪聖火リレーについて、県は4日、予定通り公道で実施すると発表した。予定されていたランナーのうち、俳優ののんさんら5人が新型コロナの影響などで辞退したことも明らかにした。

 札幌市から16日に雫石町で聖火を受け取り、滝沢市、洋野町などを通過する。普代村―野田村間は予定通り、聖火を三陸鉄道に乗せて移動する。2日目は岩泉町をスタート後、宮古市釜石市などを通過して陸前高田市を目指す。3日目は一関市から奥州市北上市など内陸を巡り、盛岡市が県内の最終ゴールとなる。県やスポンサーの推薦で決まった288人が走る予定。

 通過する自治体ごとに、地元の高校生がダンスをしたり、民俗芸能が披露されるなどランナーを盛り上げる。3日ともスタートとゴール地点で予定されていた式典を実施する。

 首都圏や隣県の青森県などでは新型コロナの影響で、リレーの一部や式典が中止になったりしている。盛岡市では感染者数の高止まりが続いているが、達増拓也知事は4日の会見で、「現時点では予定通り開催できるものと考えている」と話した。

 県オリンピック・パラリンピック推進室によると、感染対策として、▽なるべく居住地の近くで観戦する▽マスクを着用し、大声を出さない▽密になるのを避ける――などを呼びかけるとしている。各地の式典についても人数制限を設けるという。

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 県は4日、大会組織委員会に推薦していたランナー75人のうち、5人が辞退したと発表した。

 のんさんは16日に久慈市を走る予定だったが、県を通じてコメントを出した。新型コロナの感染状況を踏まえ、「岩手に行くことで、不安とご心配をおかけしてしまうとしたら、本意ではありません」と辞退の理由を述べた。

 このほか、盛岡市を走る予定だったスキージャンプの小林潤志郎さん、紫波町を走る予定だった競輪選手の佐藤友和さん、野田村を走る予定だったアナウンサーの久慈暁子さんもランナーを辞退。元格闘家の高田延彦さんについては宮古市が2日、辞退を発表した。代わりのランナーについては、5人のうち3人が決まっており、残りは調整中という。

 岩手県にゆかりのある著名人では、スキージャンプの小林陵侑さん、書道家武田双雲さんらは予定通り県内を走る見通しだ。(中山直樹)