都内の感染者、減少傾向続く 人出は増加

新型コロナウイルス

池上桃子
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 東京都は4日、新型コロナウイルスモニタリング会議を開き、1週間平均の新規感染者数は485・1人と、3週連続で前週を下回ったことが報告された。一方、緊急事態宣言が出されて1カ月以上経ち、繁華街の人出は3週連続で増加。さらに人の流れが活発化すれば、リバウンド(感染再拡大)の恐れが出てくる。

 都内の新規感染者数(1週間平均)は5月13日に933・9人まで増加したが、その後、緊急事態宣言による効果でじわじわと減少。モニタリング会議で報告された感染者は前々週(703・6人)、前週(587・7人)に続き、今週も前の週を下回った。

 都内の感染者数について、国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は、会議で「減少したものの依然として高い値である」と指摘。昨年12月中旬と同水準にとどまっているとした上で、「その3週間後に第3波のピークが来た」と警鐘を鳴らした。

 実際、感染再拡大につながる人の流れは戻りつつある。

 都医学総合研究所の調査では、4月25日に発出された宣言に伴う強い措置で一時は下がった繁華街の人出は3週連続で増加。特に午後8時以降の人出の増加が目立つといい、同研究所の西田淳志・社会健康医学研究センター長は「このまま続くと早い段階でリバウンドする可能性が高い」と指摘した。

 宣言再延長後、初めての週末を控え、小池百合子知事は「感染減を確実なものにし、リバウンドを阻止するためには今が肝心な時。土日と夜間の人出を抑えるという宣言の趣旨をよく理解してほしい」と訴えた。(池上桃子)

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