「コロナ規制は独裁だ」 右翼政党、ドイツ東部で躍進

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 ドイツ東部で、右翼政党ドイツのための選択肢(AfD)への支持が堅調だ。新型コロナウイルス対策の規制を「政府の独裁だ」と批判する姿勢に支持が広がる。東部で6日にある州議選では初の第1党になる可能性も現実味を帯びており、9月の連邦議会選(総選挙)に向けてメルケル政権を揺さぶる構えだ。(ハレ=野島淳

 「ワクチンや検査を受けていない人は飲食店に入れず、差別されている。(ナチス時代に)黄色いダビデの星をつけて区別されたユダヤ人のようだ」。東部ハレ中心部の広場で5月31日に開かれた極右の集会。活動家のスベン・リービッヒ氏がメルケル政権の新型コロナ対策を痛烈に批判した。

 政府の寛容な移民・難民政策も不満だというリービッヒ氏は毎週、抗議集会を開いてきた。「旧東ドイツで独裁体制に抵抗した歴史がある我々は今も独裁に刃向かう。考えが近いAfDを支援する」と話した。

 ドイツメディアによると、昨年8月以降に全国で開かれた反コロナ規制の集会は2700件以上。政府が明らかに右翼過激派によるものと認めたのは28件だけだが、うち15件がハレで開かれたという。

 リービッヒ氏の集会の隣では反コロナ規制の別の集会も開かれ、「都市封鎖でなく人生を」「マスクでなく自由な呼吸を」といったプラカードが掲げられた。参加したバーバラさん(61)は「コロナ規制をなくし、民主主義を取り戻すという目標はリービッヒと同じだ。全てがエリートによって操作されているドイツが滅亡するのを防ぎたい」と話した。

 極右の集会のそばではいつも…

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