トランプ氏FBアカウント、無期限停止から2年間凍結に

サンフランシスコ=尾形聡彦
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 米フェイスブック(FB)は4日、同社が今年1月にトランプ大統領(当時)のFBのページやインスタグラムのアカウントを「無期限の停止」としていた措置について、「2年間の凍結」に変更すると発表した。同社の独立監視委員会による5月の指摘に基づき、「無期限」としていた措置を期限つきに切り替えた。

 FBは4日、独立監視委の勧告に基づき、「公的な人物」に対する凍結などの際の具体的な基準を新たに設定した。

 こうした人物が規約に違反した場合には、1カ月から最大2年間の凍結になると説明。トランプ氏が1月の米議会襲撃事件の際に投稿した内容は、深刻な規約違反だとして、最大の停止期間である「2年間」が相当だ、とした。

 停止期間が終了する際には、状況を再度審査し、停止期間が延長されることもある。トランプ氏の停止期間が終わって、アカウントが再開されることになっても、再び深刻な規約違反があれば、「アカウントの永久削除」を含めた厳正な措置がありうる、とした。

 FBによる決定を審査する同社の独立監視委は5月上旬、トランプ氏のアカウントを1月に凍結したFBの判断自体は支持する、との決定を出した。

 一方で、独立監視委は、FBによる通常の罰則は「規約に違反した投稿の削除」や「期限つきのアカウント凍結」「ページとアカウントの永久的な無効化」などであり、トランプ氏への「無期限の停止」という措置はあいまいで基準に基づかず、不適切だとも指摘。FBに対し、6カ月以内に、他の利用者に適用されるものと同様の措置をトランプ氏に対しても出すよう検討すべきだとしていた。

 監視委は、世界各国の法律や人権の専門家や、ジャーナリストらで構成されている。(サンフランシスコ=尾形聡彦