強力打線の陰で…好調ベイ、機能する「2番・伊藤光」

井上翔太
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 (5日、プロ野球交流戦・DeNA11―9ロッテ)

 一回の守りを終えたら、投手とのコミュニケーションもそこそこに、防具を外して打席の準備へ。交流戦に入って好調の横浜DeNAベイスターズは、この「2番捕手・伊藤光」が機能している。

 1点リードの四回2死二塁。前を打つ桑原将志が勝負を避けられ、一、二塁となった。「目の前で敬遠されたので、必ず走者をかえすんだと思い、打席に向かった」。追い込まれた後、低めの変化球をとらえた。左翼手の頭上を越える2点二塁打。流れを大きく引き寄せた。

 2番を務めるのは先月25日の交流戦初戦、オリックス戦から。三浦大輔監督は「バントやつなぐ打撃といった、細かいことができる。打席での粘りもある」と意図を明かす。この日は、一回無死二塁から犠打を命じた。成功した後、ロッテは前進守備を敷き、佐野恵太の左前に落ちる適時二塁打につながった。

 伊藤光を上位打線に組み入れることで、意外な好循環も表れた。それまで2番だった大和が8番になり、「細かいプレーもないし、思い切り振れている」と迷いがなくなった。得点圏打率は4割超。伊藤光を休ませた前日も、捕手の嶺井博希をそのまま2番に入れるほど、首脳陣は今の打線に信頼を置いている。

 交流戦中のチーム打率は3割に迫り、本塁打数は12球団最多の19本。打線の破壊力が際立つが、効率よく得点を挙げるためには、つなぎ役の存在が欠かせない。(井上翔太)

 浜口(D) 5回2失点で3勝目。「いい投球とは言えないけど、野手の方が援護してくれたので、何とか勝てた」

 三浦監督(D) 浜口について「複数失点を防いだところは、うまく切り抜けられた。球数は多かったが(5回112球)踏ん張ってくれた」。