石油メジャーも直撃する脱炭素の波 投資家が迫る変化

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ニューヨーク=真海喬生 ロンドン=和気真也 新田哲史
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ニューヨーク証券取引所に表示された米エクソンモービルのロゴ=AP
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 国際的な大手石油会社に「脱炭素」の波が押し寄せている。米エクソンモービルは株主総会で環境派とされる3人が取締役に選ばれた。欧州のロイヤル・ダッチ・シェルはCO2(二酸化炭素)の排出量を2030年までに19年比で45%減らすよう司法に命じられた。石油メジャーとして力を誇った欧米各社は、事業の見直しを迫られている。

 「長期的な株主価値の向上と未来の低炭素社会に向け、これまでの成果をさらに進めるためにすべての取締役と協力することを楽しみにしている」。エクソンのダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)は2日、新しい取締役が決まったことについてこう発表した。

 「すべての取締役」には特別な意味がある。経営陣が選出に反対した取締役が3人含まれるからだ。大企業の株主総会で、経営側が反対する取締役が選ばれるのは異例だ。

 5月下旬の株主総会では環境対策の強化を求める投資ファンド「エンジン・ナンバーワン」が、独自に取締役候補4人を提案した。経営側は別の候補を示し委任状の争奪戦になった。

 エンジンはエクソンが将来も…

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