古今東西の名画「自分流」に 愛知・豊明高生が作品展

鈴木裕
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 古今東西の名画から受けたひらめきを、愛知県立豊明高校イラストレーション部の部員たちがイラストに表現した作品展が5日、豊明市立図書館で始まった。部員49人が全員参加した作品50点が、20日まで展示される。

 「世界の名画をイラストに」展は、「まんが甲子園」(全国高校漫画選手権大会)に向けた腕試しとして制作した。「これまでテーマは自由だったが、今回は美術作品のパロディーに挑戦させた」と顧問の寺島達也教諭は話す。

 部員たちのイラスト作品はマネやドガ、モネ、フェルメール上村松園岸田劉生から浮世絵まで、様々なジャンルの画家たちの名画をモチーフにしている。

 部長の西田花捺(かな)さん(2年)は、菱川師宣「見返り美人図」など2作品を制作した。「大変だったけれど、絵が好きなので楽しく描けた」という。タブレット端末でデジタル作画をした鈴木梨央さん(同)が選んだのは、フラゴナール「ぶらんこ」。「難しそうな絵に挑戦した」と話す。

 岸田劉生「麗子微笑」を描いた西尾彩里さん(1年)は「カーディガンの質感をまんが風に表現するのに苦労した」。セレブリャコワ「自画像」を選んだ伊藤亜美さん(同)は「スマホで名画を探していて見つけた。香水の瓶の絵がきれいな絵なので、その辺を強調して描いた」という。

 会場では、同校天文科学部の部員たちが3Dプリンターで制作した作品も展示している。設計から3Dプリンターの使い方まで独学で調べ、さいころやキャラクターなど、白いプラスチック製の立体アートを仕上げた。

 副部長の平田開都(かいと)さん(2年)は「部員みんなが自分で調べたことを共有して取り組みを進めた。わからないことを自分で調べることの大切さを学べた」と話していた。(鈴木裕)