スマホで手軽に、巣ごもり投資 コロナ禍で若者に広がる

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稲垣千駿
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 コロナ禍を機に、投資に興味を持つ若者が増えた。昨春に落ち込んだ株価は急回復して相場が高値圏にあるうえ、スマホ一つで少額から手軽に売買できるサービスも充実。外出自粛で家にいる時間が増えたことで、将来設計や資産運用を考える機会にもなり、「巣ごもり投資」が広がっている。

 広島市出版会社に勤める男性(31)は昨年12月、ネット証券に口座を作った。コロナ禍で「今の仕事がいつまであるかわからない」と不安を感じていたなか、「投資信託の運用益が上がった」という会社の先輩の話に背中を押された。

 在宅勤務で生まれた時間に情報を集め、年40万円まで非課税で20年間投資できる「つみたてNISA」を始めた。株取引にも挑戦し、2社の株を約25万円分買って4月末に一部売り、5万円弱もうけた。1株から買える米国のIT大手株も約70万円分購入。男性は「先見性がお金になっておもしろい。貯金の代わりに投資を続けたい」と話す。

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 昨年は国民1人に一律10万円の特別定額給付金も出た。大和総研の藤原翼研究員は「自らの雇用に影響のない人には余裕資金ができた」とみる。2019年の「老後2千万円問題」で資産形成への意識が高まっていたさなか、株価は昨年3月の世界的な急落後、めざましく回復。「(スマホだけで売買できる)スマホ証券が増えたこともあり、若者にとって投資が身近になった」と藤原氏は話す。

 ネットやスマホでの売買は一般の証券会社より手数料が安く、少額で気軽にできるサービスも多い。例えば、投資信託購入を100円から、通常100株からの日本株投資を1株からできるネット系証券は多い。

 買い物などでためたポイント…

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