「3人産んで」に猛批判 老い始めた中国、怒る一人っ子

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北京=冨名腰隆、西山明宏
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 中国共産党が1組の夫婦に3人までの出産を認める方針を示したことについて、出産適齢期世代の不満が止まらない。今の生活への重圧に加え、唐突に人口増への期待を押しつけられたためだ。少子高齢化に歯止めをかけたい習近平(シーチンピン)指導部だが、逆にリスクになりかねない展開だ。

 5月31日の方針発表直後、国営新華社通信は中国版ツイッター微博(ウェイボー)」で「3人目を検討するか?」というアンケートを実施した。「待ち遠しい」「計画がある」などをおさえて9割以上の回答が集まったのが、「まったく考えられない」だった。

 コメント欄に殺到した30万件以上の意見の多くが批判的な内容で、まもなく投稿がほぼ見られない状態になった。

 事態を重くみたのか、政策を所管する国家衛生健康委員会は同日夜に談話を発表。「3人目を認めることは経済社会の発展に効果的で、社会主義現代化強国の完成に良い環境を作る。年齢別の人口構成を改善し、新たな労働力の拡大にも有利だ」と理解を求めた。だが怒りは収まらない。

 北京市内の飲食店で働く独身…

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