中国大使、ミャンマー国軍にASEAN合意の履行を促す

ミャンマーはいま

北京=高田正幸
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 中国の陳海・駐ミャンマー大使は5日、ミャンマーの首都ネピドーでミンアウンフライン国軍最高司令官と会談し、東南アジア諸国連合(ASEAN)が4月の首脳会議で合意した事項の実行を「支持する」と伝えた。在ミャンマーの中国大使館が6日に発表した。合意した内容にはいまも進展が見られず、中国がミャンマーに履行を促す構図となった。

 ASEANはミンアウンフライン氏を交えた4月の首脳会議で、暴力の即時停止や特使の派遣、関係者間の建設的な対話の開始など5項目で合意したが、ミャンマー側の消極姿勢で履行には至っていない。

 ミャンマーの国営紙も6日、陳氏とミンアウンフライン氏が会談で、中国とASEANの会議や中国とミャンマーの友好関係、国境の安定などについて議論したと伝えたが、4月のASEAN首脳会議に関しては言及しなかった。

 中国外務省は6日、中国・重慶で7、8日にASEAN諸国と外相会議を行うと発表。ミャンマー情勢についても意見が交わされるとみられる。(北京=高田正幸)