鹿児島県前知事の三反園氏、衆院鹿児島2区に立候補へ

町田正聡、奥村智司
[PR]

 鹿児島県前知事の三反園訓(さとし)氏(63)が6日、次期衆院選の鹿児島2区に無所属で立候補する意向を固めた。近く正式に表明する。2区には自民現職の金子万寿夫氏(74)が4選をめざして立候補を予定し、前回の知事選で三反園氏を推薦した自民県連内には反発が広がっている。

 三反園氏は2区内の指宿市出身。テレビ朝日のコメンテーターから転身して2016年の知事選に出馬。4選をねらう現職との一騎打ちを制して初当選した。昨年7月の知事選では自民、公明の推薦を得て再選を目指したが、元経済産業省官僚で新顔の塩田康一氏(55)に敗れた。落選後から2区内で辻立ちやあいさつ回りを続け、動向に注目が集まっていた。

 三反園氏は6日、報道陣の取材に「出身地の指宿や知事時代に振興に取り組んだ奄美のある2区でもう一度がんばりたい。新型コロナウイルスの影響で厳しい状況にある観光、農業の発展のために汗をかく」と述べ、衆院選立候補への意欲を示した。

 自民県連は「知事選で党を挙げて応援したにもかかわらず、自民候補のいる選挙区に立とうというのは理解できない」(幹部)と不快感を示している。三反園氏はこれに対し、「知事選での自民党の支援には感謝しているが、私には政治家として今しかできないことがある」と語り、自民現職との対決も辞さない構えを見せた。

 2区には共産新顔で元県議の松崎真琴氏(63)も立候補を表明している。(町田正聡、奥村智司)