藤井聡太棋聖が先勝、初防衛へ好スタート 将棋・棋聖戦

村上耕司
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 藤井聡太棋聖(18)=王位と合わせ二冠=に渡辺明名人(37)=棋王・王将と合わせ三冠=が挑戦する将棋の第92期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)の第1局は6日午前9時から、千葉県木更津市で指され、午後6時24分、藤井棋聖が90手で勝ち、初防衛に向け好スタートを切った。第2局は18日に兵庫県洲本市で。

 振り駒で渡辺名人が先手番に。相懸かりの戦型で、序盤早々に開戦したあたりまで、今年2月の第14回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の準決勝で両者が対戦した時と同じように進んだ。ここから渡辺名人が手を変えて激しい中盤戦に突入。リードを奪った藤井棋聖が押し切った。終局後、藤井棋聖は「あまり防衛戦というのは意識せずに昨年と同じように臨みたいと思っていた。今日は自然体で指すことができた。次局以降も、いい内容にできるように準備していきたい」、渡辺名人は「長考したところでまずい変化になってしまい、一気にだめになった。もうちょっといい内容の将棋が指せるようにやっていかないといけない」と話した。

 藤井棋聖は昨夏の前期五番勝負で、タイトル初挑戦ながら当時棋聖の渡辺名人を3勝1敗で破った。その後、王位も獲得して二冠となった。今回がタイトル初防衛戦となる。一方、渡辺名人は棋聖失冠後に名人位を獲得し、この1年で王将、棋王、名人を防衛し、三冠を堅持。棋聖戦では16人による決勝トーナメントを勝ち抜き、挑戦権を得た。将棋界にある八つのタイトルのうち、三冠と二冠が激突する頂上決戦としても、今回は注目されている。村上耕司