任天堂がゲーム機展示の資料館整備へ 体験型施設に期待

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諏訪和仁 小西良昭
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 任天堂が、ファミリーコンピュータなど過去に販売したゲーム機を展示する資料館づくりに乗り出す。稼働していない京都府宇治市内の自社工場を転用して、2023年度のオープンを予定する。キーワードは「建物の再利用」と「体験」だ。

 つくるのは「任天堂資料館(仮称)」。近鉄京都線の小倉駅からすぐの宇治小倉工場(延べ床面積5890平方メートル)を、自社のものづくりの語り部に改装する。完成イメージを見ると、工場の外観をほぼそのまま残すようだ。

 工場は1969年に建てられ、祖業である花札のほか、トランプをつくっていた。83年に発売されて大ヒットしたファミコンや、後継機のスーパーファミコンを生産したこともある。この工場とは別に、宇治市内には宇治工場がある。

 資料館は「展示と体験を行う観光施設」になると、任天堂は説明している。

 実は任天堂は以前、ゲームの技術を使った体験型アトラクションを手がけた。2006年に嵐山でオープンした小倉百人一首の展示施設「時雨殿(しぐれでん)」だ。建設費21億円は創業家の山内溥(ひろし)氏が出したが、体験型アトラクションには任天堂が技術面で協力した。

 アトラクションは、デジタル…

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