秋元司議員の保釈許可、検察は抗告 IR汚職 東京地裁

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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業の汚職事件をめぐり、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人買収)の罪で公判中の衆院議員・秋元司被告(49)について、東京地裁は7日、保釈を許可する決定を出した。保釈保証金は8千万円で、現金で納付された。

 東京地検は決定を不服として抗告した。東京高裁がこれを棄却すれば、昨年8月以来、約9カ月半ぶりに保釈される見通し。

 秋元議員の公判は今年3月に始まり、秋元議員は無罪を主張した。公判では、贈賄側や証人買収の実行役などの証人尋問や、収賄罪の共犯として起訴された元政策秘書・豊嶋晃弘被告(42)の被告人質問が終了。弁護人は、秋元議員の被告人質問が始まった今月1日に保釈を請求した。地裁は口裏合わせによる証拠隠滅や逃亡を疑う相当な理由がなくなったと判断し、保釈を認めたとみられる。

 秋元議員は、IR事業への進出を目指す中国企業側から賄賂を受け取ったとして2019年12月に逮捕された。20年2月に保釈されたが、贈賄側に報酬を渡して裁判でうその証言をさせようとしたとして同8月に再び逮捕された。保釈は取り消され、保証金3千万円も没取された。

 被告人質問は今月17日まで予定されている。