子に肺炎「RSウイルス」急増 大阪では10年で最多

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杉浦奈実
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 乳幼児に重い肺炎を引き起こし、命にかかわることもある「RSウイルス」が流行している。大阪では5月末、定点医療機関あたりの報告数がこの10年で最多を記録した。昨年は流行が見られなかったが、今年は大阪や九州などで春先から報告が急増している。

 大阪府感染症情報センターによると、5月24~30日の定点あたり報告数は5・03。2012年以降で最多だった19年9月のピークを超えた。国立感染症研究所感染研)によると、全国でも今年5月17~23日に定点あたり1・82と、同じ方法で集計している18年以降、この時期としては最多だった。石川(6・72)、奈良(9・76)、山口(8・5)などで多い。

 感染研によると、RSウイルスに感染すると、発熱や鼻水、せきなどの症状が出る。1歳までに50%以上、2歳までにほぼすべての人が感染する。何度も感染するが、大人や健康な子どもは軽い風邪のような症状ですむことが多い。

 だが、初めてかかった乳幼児は症状が重くなりやすく、入院が必要になることもある。乳幼児の肺炎の約半分はRSウイルスによるとされている。高齢者でも症状が重くなることがある。

 20年には、ほぼ流行がなか…

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