佐賀の公園にモアイ像のなぜ ミニチュアなのも愛だった

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大村久
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 佐賀市の公園に6体の「モアイ像」がある。初めて見たとき、思わず二度見した。だれが、何のために置いたのか。モアイ像の「謎」を追った。

 佐賀に赴任して1年半ほどたった今年の春先だった。JR佐賀駅(佐賀市)から北へ、商業施設近くの住宅地を車で走っていると、一瞬、横目に人の顔のような像が見えた。モアイ像? まさか。車を駐車して、見に行った。

 それは、まさしくモアイ像だった。横一列に並んだ石像の6体は、どれも高さが1メートル少し。本物そっくりのミニチュア版だ。やや盛り上がった芝生の上で東を向いている。公園でほかにあるのは中央に水飲み場と、端っこに鉄棒とベンチ。どこにでもあるような公園のなかで、その光景は異様に見えた。

 付近を歩く人に聞いた。「なぜモアイがあるのですか」。買い物途中とみられる女性は「分からないです」。散歩中の初老の男性も「知らん」。ほかに何人かに聞いたが、同じ答えが返ってきた。

 佐賀市の緑化推進課公園係に行った。公園は「ふれあいタウン土井」にある「土井1号広場」だと教えてくれたが、係の担当者は「管理を引き受けただけでモアイ像がある経緯は分からない」。タウンの前自治会長も「住み始めた22年前、モアイはすでにあった。誰が経緯を知っているか、見当もつかない」。そんなに昔からあるのか。

航空写真を拡大すると

 公園周辺で聞き込みを続けた…

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