第4回門閉ざす学校、地域との関わりは 付属池田小事件20年

有料会員記事

瀬戸口和秀、狩野浩平、宮崎亮
写真・図版
付属池田小事件20年 共に歩んで
[PR]

 大阪教育大付属池田小学校で児童8人が殺害され、児童13人と教諭2人が重軽傷を負った事件から8日で20年となる。各地の学校は門を閉ざし防犯対策を強めた一方、地域との関係は変化した。子どもの命を守りながら学校は、地域はどうあるべきか。模索が続く。

 付属池田小事件は全国の学校防犯の在り方を変え、影響は地域社会にまで及んだ。

 かつて校庭は地域に開放され、放課後に子どもたちが遊ぶ姿は日常風景だったが、都市部を中心に外部の人が立ち入れない学校が多くなった。

 今春、国立教育政策研究所がまとめた「児童生徒の安全・安心と学校空間に関する調査研究」の報告書でも「事件以後、全国の学校では門は閉めるようになった」と記されている。

 大阪府のある公立小学校でも、校門を開けるのは登下校の時間だけだ。校長は「安全なら門は開けたいが、自分の学校が『万が一』の一になったらと思うと、できません」と話す。

 何かが起きれば、かつてないほど学校の責任が厳しく問われる時代になった、とも感じている。「自分としても悲しいくらい守りに入ってしまっています」

 付属池田小事件以前にこの校…

この記事は有料会員記事です。残り2223文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

連載付属池田小事件20年 共に歩んで(全4回)

この連載の一覧を見る