牛肉、食用油、あの野菜も…食品の値上げ続々 理由は

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若井琢水、高木真也、田幸香純
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 身近な食品の値上がりが相次いでいる。食用油や小麦粉などの加工品から、牛肉や野菜といった生鮮食品まで品目は幅広い。需要が増えて原料価格が上がったり、天候不順で生産量が減ったりと原因も様々。家計の負担が、じわりと重くなりそうだ。

 とりわけ値上げが目立つのが、食用油だ。J―オイルミルズは8月2日から、家庭向け油を1キロあたり50円以上、値上げする。値上げは今年に入って3回目で、年初時点に比べると計110円以上の値上げになる。年3回も値上げをするのは2012年以来9年ぶりで、値上げ幅は記録が残る中で最大だ。日清オイリオグループ昭和産業も同様の値上げを発表している。

 原因は、原料の輸入大豆の価格高騰だ。国内で消費される植物油は、菜種油大豆油が、あわせて半分を占める。農林水産省によると、5月のシカゴ大豆相場は一時、1トンあたり610ドル前後と、昨年同時期の倍前後まで高騰した。

 アフリカ豚熱で減っていた中国の豚肉生産が回復し、搾りかすがエサになる大豆の輸入量が急増している。農水省の担当者は「コロナ禍で行き場を失った投機マネーが流れ込んでいる可能性もある」と指摘する。

影響でマヨネーズも値上がり

 J―オイルミルズは、7~9月の仕入れ値は、大豆が前年同期比8割増、菜種が約2倍になると想定する。広報担当者は「原料価格は過去に類を見ない水準になっている」と話す。八馬史尚社長は5月の会見で「価格改定しても、原料価格の高騰が(値上げ分を)上回っている。非常に厳しい状況が続くと想定している」と話した。

 影響は食用油だけにとどまらない。キユーピー味の素は、原料に油を使うマヨネーズの値上げを発表した。また、大豆の価格高騰につられる形で小麦の相場も上がっており、日清フーズは小麦粉やパスタの値上げを発表した。

 そばも、じわりと値上がりし…

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    福田直之
    (朝日新聞記者=産業、テック、中国)
    2021年6月8日11時45分 投稿

    【解説】食用油だけでなく電気・ガス料金の値上げも続いています。背景には、新型コロナウイルスの感染対策やワクチン接種の進展による米中の需要回復と、各国の金融緩和による大豆や原油などの価格上昇があります。一方、日本国内のワクチン接種はスローペースで、コ

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    田幸香純
    (朝日新聞記者=小売り、外食、食品)
    2021年6月8日8時26分 投稿

    【解説】取材をしたスーパーではどこも、「来店客が、価格が上がったと感じないような売り方ができないか」と売り場で工夫しようと取り組んでいました。特に食用油はよく特売になる注目商品です。高くなっている大豆や菜種を使った油ではなく、比較的安く仕入れられる