演劇の街 唯一の映画館 下北沢トリウッドが育む日常

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野田枝里子
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 演劇の街、若者でにぎわう街・下北沢は、意外にも映画館が少ない。「下北沢トリウッド」(東京都世田谷区代沢5丁目)は、シモキタで唯一の映画館だ。

 黄色い椅子に、平らな床。古着屋が入る建物の2階にある。1999年12月にオープン。大槻貴宏代表(54)が、妻の由佳里さん(48)と、若手作家の自主映画などを上映する場として開いた。学生時代、自主映画を作り、大学卒業後、アメリカに留学して映画を学んだ。

 「自分の映画館を持っていれば、好きなことができるのではないか」。住みたい街の上位に挙げられる吉祥寺も候補地だったが、悩んだ末、シモキタを選んだ。挑戦できる雰囲気があると思ったからだ。若手の作品を積極的に上映するだけではなく、自ら製作や配給に携わることもある。施設の名前は、東京とハリウッドをかけ合わせた造語。テレビでタレントの関根勤さんが発言しているのを見た大槻さんが、テレビ局と関根さんの事務所に許可をもらってつけたという。

 語り継がれているエピソード…

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