中学から世界転戦 日本に収まらぬ笹生優花のゴルフ道
渡辺芳枝
ゴルフのメジャー大会、全米女子オープン選手権を日本勢で初めて制した19歳の笹生(さそう)優花選手は、世界を渡り歩く中で力を磨いた。
フィリピンで生まれ、ゴルフを始めたのは日本で暮らしていた8歳の時。すぐに「世界一になりたい」と言い始め、小学生のうちに安く練習ができる母の故郷・フィリピンに渡った。
中学からは不動産業を営む父・正和さんと2人で、世界の試合を転戦するように。正和さんは遠征費用の負担が重いことを周囲にもらしながらも、サポートを惜しまなかった。
世界での活躍を視野に入れ、語学学習にも力を入れた。今は日本語のほか、英語、タガログ語、タイ語、韓国語を操る。インタビューでは質問者の言葉に合わせて使い分け、「日本語は苦手な方かも」と笑うほどだ。
ゴルフの見本にしていたのも…