「アンネの日記」思い出した 田辺聖子さん10代の戦中

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構成・山崎聡
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 作家の故・田辺聖子さんが第2次世界大戦の終戦前後に記していた日記が、兵庫県伊丹市の自宅から見つかった。作家の小川洋子さんや、田辺聖子文学館の館長を務める中周子・大阪樟蔭女子大教授に、日記の内容を読み解いてもらった。

作家・小川洋子さんの話

 田辺聖子さんより1年遅く生まれたアンネ・フランク(1929~45)の「アンネの日記」は、44年8月1日で途絶えました。アンネは強制収容所に送られ、45年2月末か3月初めに死亡したとされています。

 田辺さんの日記は、それと入れ替わるみたいに、45年4月1日に始まっています。立場も環境もちがいますが、思春期の少女の細やかな心の動きを読み取ることができる日記という意味でも、「アンネの日記」を思い出しました。

 田辺さんは4月26日の日記…

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