自動車保険料が値下げへ 下げ幅目安は4%台の見通し

山下裕志
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 任意加入の自動車保険料が値下げされる見通しだ。事故の減少などを受け、保険料の目安「参考純率」が引き下げられるため。関係者によると、下げ幅は4%台が軸になるとみられる。

 参考純率は業界団体・損害保険料率算出機構が保険金支払い実績などをもとに出している。機構は月内にも開く会合で新料率を固め、金融庁の審査後に発表する。自動車保険での改定は、軽乗用車の料率を型式ごとに3段階に分けると決めた2018年以来、3年ぶり。

 損保大手各社は自動車保険料を今年にすでに小幅値下げしており、22年以降も下げる方向。ただ、値下げ幅は4%台より小さくなる可能性もある。損保大手幹部は「補償を手厚くして対応し、保険料自体はあまり値下げしない会社もあるのでは」と話す。

 警察庁の統計によると、交通事故は00年代初頭に年90万件を超え、近年は減る傾向だ。19年は前年より1割減の38万1千件で、コロナの感染拡大後の20年はさらに2割ほど減って約30万9千件だった。

 事故減少は自動ブレーキ搭載車が増えるなど、車の安全性能向上の影響も大きい。加入が義務づけられている自動車損害賠償責任保険(自賠責)の保険料は4月に平均6・7%下げられた。(山下裕志)