かつお節の香りする芋焼酎が誕生 限定1千本を販売

町田正聡
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 鹿児島県枕崎名物のかつお節の香りと芋焼酎の味わいを同時にいかが――。「さつま白波」で知られる薩摩酒造枕崎市)が、かつお節を製造する金七(かねしち)商店(同)と協力し、新たな焼酎を完成させた。芋焼酎の原料になるサツマイモを、かつお節の燻煙(くんえん)で燻(いぶ)した「燻(いぶし)枕崎」。7日から1千本限定で販売を始めた。

 「日本一の生産量を誇る地元の特産品かつお節と焼酎がコラボできないかと、2年ほど前に考えたのがきっかけでした」。同酒造マーケティング部次長の本坊直也さん(34)は、そう振り返る。かつお節の「燻す」技に着目し、燻煙でサツマイモ(コガネセンガン)を燻し、香り付けしようと商品開発が始まった。

 コラボした金七商店は、かつお節のカビ付けの工程中にモーツァルトの音楽を流し、発酵熟成を促すという「クラシック節」で注目されている。2016年には4年に1度の品評会で農林水産大臣賞を受賞した。

 商品開発では、蒸したイモの水分が抜けすぎないように燻す時間の長さや、燻す際にかつお節の香りがしみ込みやすいイモの厚さなど試行錯誤。2年ほどかかって、地元に根付く芋焼酎とかつお節との伝統の技の融合が実った。

 本坊さんは「鼻に抜けるかつお節の香りと、イモの深みのある甘さが癖になりますよ」と話す。

 限定1千本は、同酒造の公式通販ショップ(https://shiranamitsuhanshop.com/別ウインドウで開きます)で販売する。アルコール分25%、価格は720ミリリットル1瓶が2千円(税込み)。問い合わせは同酒造(0993・72・1231)へ。(町田正聡)