一力遼6戦全勝、挑戦権獲得へ前進 囲碁名人戦リーグ

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 第46期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は7日、5戦全勝の首位一力遼天元と3勝2敗の3位羽根直樹九段の上位決戦があり、午後7時17分、147手で一力が黒番中押し勝ちし、リーグ6戦全勝で井山裕太名人への挑戦権獲得に大きく前進した。3敗目を喫した羽根は挑戦の目を断たれた。

 今年の一力の好調を物語るような快勝だった。序盤から羽根が各所の相手陣にどんどん手をつけて荒らしにいくと、一力は荒らされるに任せて外回りに勢力を蓄え、自然な流れで優位を築いた。最後は備えを省いた羽根の隅の白石に手をつけ、読み切りで無条件死に追い込んだ。これで10連勝、今年に入って通算15勝3敗と絶好調だ。

 本局の結果により、挑戦者レースに残るのは6戦全勝の一力、4勝1敗の許家元十段、3勝2敗の山下敬吾九段の3人に絞られた。その許と山下はレース生き残りをかけて10日に直接対決する。

 一力が残すリーグ戦はあと2局。7月に河野臨九段(現在2勝3敗)、8月に山下と当たる。