過激派ボコ・ハラム指導者死亡か ナイジェリア軍確認中

カイロ=北川学
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 ナイジェリアイスラム過激派ボコ・ハラム」の指導者アブバカル・シェカウ容疑者が死亡したとロイター通信が6日に報じた。ボコ・ハラムは公式声明を出していない。またAFP通信によると、ナイジェリア軍も情報の真偽を確認中だという。

 ロイター通信によると、ボコ・ハラムから分派した過激派組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」が、シェカウ容疑者の死亡を発表した。シェカウ容疑者はISWAP戦闘員の追跡を受けた末、自爆したとしている。死亡したのは5月18日ごろだという。

 西洋の価値観を否定し、イスラム法による統治をめざすボコ・ハラムは2002年に設立された。前指導者が治安当局との戦闘で死亡した後の10年、シェカウ容疑者がビデオ声明を発表。自ら指導者に就任したと明かし、西洋文化の影響を排除する活動を再開すると宣言。それ以後、攻撃対象を学校にも広げた。14年には北東部ボルノ州で中等学校を襲撃し、女子生徒276人を略取して世界に衝撃を与えた。

 ボコ・ハラムは15年に過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓った。16年にはシェカウ容疑者の方針に反発するグループが離反し、ISWAPとして活動を始め、ボコ・ハラムと敵対関係になった。(カイロ=北川学)