日本がタジキスタンに快勝 4得点もW杯2次予選初失点

岩佐友
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 サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選は7日、F組の2試合があり、1位での最終予選進出を決めている日本(世界ランク28位)が大阪・パナソニックスタジアム吹田で、タジキスタン(同121位)を4―1で下した。

 前半6分、MF古橋亨梧(神戸)がゴール前でこぼれ球を蹴り込んで先制。3分後に今大会初失点を喫したが、同40分にMF南野拓実サウサンプトン)が右クロスを押し込み、勝ち越した。後半にはMF橋本拳人(ロストフ)、MF川辺駿(広島)のシュートで加点した。

 試合は緊急事態宣言発出にともなう大阪府の要請により、無観客での開催となった。モンゴル(世界ランク192位)はキルギス(同99位)を1―0で下した。

 日本は11日にセルビアと国際親善試合を行った後、15日にキルギスとの2次予選最終戦に臨む。

個々のプレーが緩んだ失点 海外組との差も

 「無失点で2次予選を終えられるようにしたい」

 日本の森保監督が試合前に語っていた目標は、開始わずか9分でついえた。

 DF昌子源のクリアが甘くなり、左サイドでボールを拾われる。相手のクロスに対し、中央で構えていたDF山根視来はマークを外された。余裕あるヘディングシュートを許し、GK権田修一も止められず。2次予選7試合目にして初めての失点を喫した。

 5月28日のミャンマー戦後、DFの不動のレギュラー、吉田麻也冨安健洋酒井宏樹が五輪代表へ。この日は長友佑都もベンチに温存し、国内組の4人で最終ラインを形成した。

 森保監督が求めていたのは、「個で止める」「攻撃の起点になる」の二つ。しかし、個々のプレーが緩んだ失点に加え、攻撃でも前線への縦パスが少なく、リズムを作ることができなかった。

 2次予選突破を決め、この試合からの3戦は控えメンバーのアピールの場という位置づけだった。守備陣は無失点で抑えた上で、どこまで持ち味を発揮できるかが問われていたはずだ。

 フランス1部でのプレー経験がある昌子は「海外組、国内組というくくりであってはいけない。国内組の質はそこまで低くないと思っている」と語っていた。しかし、現実はどうだったか――。海外組との差を感じさせる試合となってしまった。(岩佐友)