医療態勢の維持と五輪開催は両立できる? 専門家に聞く

有料会員記事

聞き手・熊井洋美
[PR]

 東京五輪パラリンピック大会の開催を前に、新型コロナウイルスの感染状況はいまだ予断を許さず、東京都内は緊急事態宣言下にあります。公衆衛生学の専門家として感染対策を論じてきた和田耕治・国際医療福祉大学教授に、五輪との向き合いかたについて意見を聞きました。

 わだ・こうじ 1975年生まれ、福岡県出身。北里大学准教授、国立国際医療研究センター、国際協力機関(JICA)出向を経て2018年から国際医療福祉大学教授。専門は公衆衛生学、疫学。

 ――新型コロナの患者の診療にあたったり、ワクチン接種事業にかかわったりしている医療従事者からは五輪開催に向けて厳しい意見が聞かれます。

 当然の意見だと思います。

 なぜなら、我々医療者は、市民の命を守るために適正な医療を行うことが使命だからです。

 ――少なくとも6月20日まで東京都緊急事態宣言下にありますが、医療体制の維持と五輪開催は両立できるのでしょうか。

 五輪・パラリンピック開催の…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。