ツバメの巣が落下、優しさ生んだ意外な家 つがい子育て

岐阜新聞提供
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 岐阜県羽島市竹鼻町の報道写真家、川柳まさ裕さん(59)方の駐車場で、木製のお椀(わん)を巣にしたツバメが子育てに励んでいて、話題を呼んでいる。

 川柳さんによると、駐車場の壁には数年前にツバメが泥などで巣を作り、それから毎年春、つがいがやって来て、巣を修復しながら子育てをしている。

 今年もつがいが巣にすみ着いたが4月中旬に巣が落下。数日たっても修復する様子が見られなかったという。川柳さんは「このままでは卵が産めず、かわいそう」と、自宅の蔵にしまってあった春慶塗のお椀(直径約12センチ)をのこぎりで切り、元の巣の近くに取り付けた。

 すると、つがいはお椀に身を寄せ、わらなどを運んでくるようになった。5月上旬までに3個の卵を産み、同月中旬、無事孵化(ふか)した。

 現在、つがいが3羽のひなに餌をくちばしで与える姿が頻繁に見られ、近所の人たちもお椀の巣で懸命に子育てをするつがいを優しく見守る。

 川柳さんは「お椀でも順調に子育てができていて、ほっとしている。ひなが元気に巣立って、来年また、うちに来てほしい」と話した。(岐阜新聞提供)