NATO事務総長、バイデン氏と会談 中国の脅威を指摘

ワシントン=高野遼
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 バイデン米大統領の欧州への初外遊を前に、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が7日、米ホワイトハウスでバイデン氏と会談し、NATOの結束を強めることで合意した。ストルテンベルグ氏はNATOが直面する脅威の一つに中国を挙げ、「我々と価値観を共有しない」と批判した。

 バイデン氏との会談を終え、ストルテンベルグ氏は「世界はより予測不可能になっている」として、ロシアと中国による近隣国への強圧的な姿勢や、増加するサイバー攻撃を脅威として挙げた。中国の台頭については「我々の経済にチャンスをもたらす」とした一方で、「先進的な軍事力に多額な投資をしている」と指摘。香港の民主化デモへの対応やウイグル族に対する弾圧、台湾問題などへの懸念を示した。

 14日には、ブリュッセルでNATO首脳会議が開かれる。トランプ前大統領はNATOに懐疑的な姿勢をみせていたが、国際協調を掲げるバイデン氏が大統領となって初となる今回の首脳会議では、ロシアや中国などの脅威を前に、NATOとしての結束を確認する機会となりそうだ。(ワシントン=高野遼)