コロナ禍、言葉失う政治 口下手な菅首相は社会の映し鏡

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聞き手・小村田義之 聞き手・池田伸壹
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 コロナ禍という危機が続く中、政治家はいつも、通り一遍の言葉を繰り返すばかり。これでは、政治の側が沈黙しているのに等しいのではないか。その根にあるものとは。

実行力を勘違い?人を動かす力は 岡本純子さん(コミュニケーション戦略研究家)

 菅義偉首相の記者会見や国会答弁を見ても、何も伝わってこないんですよ。残念ながら発信力、表現力、コミュニケーション能力は、決して高い方ではないでしょうね。歴代の首相の中でも特に口べたな、日本社会がつくりだした典型的な孤独なおじさま、ということかもしれません。

 あうんの呼吸とか、忖度(そんたく)とか、以心伝心とかいう世界で生きているのでしょう。失点を少なくするような話し方が身についてしまっています。日本社会は減点主義で、他人を蹴落とす競争だから、多くのリーダーがよろいを着込んで守りに入ってしまう。沈黙は金。男は黙って。そんな社会の映し鏡に見えます。菅さんだけが悪いわけじゃないような気もします。

岡本さんは「菅さんに話し方をコーチしてやってくれ」とも言われるそうです。また記事の後半では、ジャーナリストの今井佐緒里さんと「POTETO Media」社長の古井康介さんに話を伺いました。今井さんは、コロナ対応が迫られる中、空気を読む日本社会の「うみ」が露呈していると指摘。古井さんは、政治家と国民の言葉の乖離を危惧し、地方議員のあり方に焦点を当てます。

 平時ならまだしも、危機の時…

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