丸川五輪相「延期かなり難しい」 競技会場の確保理由に

小野太郎
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 丸川珠代五輪相は8日の閣議後会見で、複数のスポンサーが東京五輪パラリンピックを秋に延期するよう提案したと一部海外メディアが報じたことについて問われ、大会の延期は困難との見方を示した。「大会組織委員会はそういう(延期の)話は聞いていないと言っている。最終的に延期はかなり難しいというのが、私の今の実感だ」と述べた。

 丸川氏は、延期が難しい理由について「事前キャンプなども具体的な話が詰められてきている。追加的に会場、宿泊先の確保を考えると非常に難しいのではないか」と語った。

 一方、東京都と進めているという競技会場周辺などの人の流れのシミュレーションを終える時期については、「まだいつまでにと言えない状況」と述べた。7日の参院決算委員会で丸川氏は、大会開催時の人の流れと感染状況のシミュレーションに取り組んでいると説明していた。

 丸川氏は「具体的な数字は組織委員会が持っている。委員会に協力してもらうことが必要で、時間がかかっている」とした。五輪開会式まで50日を切っていることを指摘されると、「例えば、有明近辺の競技場と競技日程と、(観客が)どの駅を利用するかを整理して考えるという一つをとっても、大変積み重ねが必要な作業」などと話した。(小野太郎)