日本航空の夏のボーナス 0.3カ月分、別手当10万円

友田雄大
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 日本航空は8日、今夏の賞与を基本給の0・3カ月分にする、と各労働組合に伝えた。2012年の再上場後では最も低い水準。コロナ禍で旅客が激減しているが、ボーナスゼロは避けた。

 同社の21年3月期決算の純損益は2866億円の赤字。今年度の業績予想は未定だが、「社員にモチベーションを強く持ってもらうため」(広報)に支給を決めた。生活に配慮し、1人10万円の手当も別途出す。冬は今後交渉する。昨年度は夏1・0カ月分、冬0・5カ月分だった。

 全日本空輸はすでに、21年度の夏と冬の賞与をゼロにすると労組に提案した。年間でゼロならば記録が残る1962年以降初めて。(友田雄大)

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