天皇陛下の五輪開会宣言 官房長官、明言避け「調整中」

菊地直己
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 加藤勝信官房長官は8日の記者会見で、今夏の東京五輪パラリンピックでの開会式をめぐり、天皇陛下が開会宣言を行うかどうかを問われ、「現在、関係者間で調整が行われている」と述べた。開会宣言について、五輪憲章では開催地の国の国家元首が読み上げると規定。1964年の東京五輪、72年の札幌冬季では昭和天皇、98年の長野冬季では上皇さまがそれぞれ開会を宣言している。

 新型コロナ禍での五輪開催に世論の賛否があることを踏まえ、記者団が「国論を二分した状態の五輪を陛下が支持しているとの印象を与えかねないが、政府として何か対応する考えはあるか」と問うた。加藤氏は「開会式の具体的な内容は現在、関係者間で調整を行うということであり、それ以上の言及は差し控えたい」と述べるにとどめ、具体的な対応などへの説明は避けた。(菊地直己)