新政権の信任投票を13日に実施へ イスラエル

エルサレム=清宮涼
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 野党8党が連立政権の樹立で合意したイスラエルで、13日に国会(定数120)で新政権への信任投票が行われることが決まった。承認されれば、歴代最長の連続12年にわたって政権を維持したネタニヤフ首相の退陣が確定する。

 国会のレビン議長が8日、声明で投票の日程を発表した。

 今年3月の総選挙を受けて連立交渉を続けていた中道野党「イエシュ・アティド」のラピド党首は今月2日、極右から左派、アラブ系政党まで含む8党による連立政権の樹立で合意したと発表していた。

 ネタニヤフ氏が右派系議員に造反を呼びかけたり、ネタニヤフ氏の支持者が新政権への参加を表明した議員に脅迫したりするなど、新政権の発足を阻止しようとする動きが続いて緊張が高まっている。もし13日に新政権が国会承認を得られなければ、2019年以降で5度目となる総選挙が行われる可能性が高まる。

 イスラエルではネタニヤフ氏の続投の可否をめぐって政界が2分され、3月の総選挙でも与野党ともに過半数を得られなかった。ネタニヤフ氏が組閣に失敗し、野党側が組閣交渉をしていた。

 国会承認を経て新政権が発足すれば、交渉の鍵を握った極右政党「ヤミナ」党首のベネット元国防相が首相に就任し、2年後にラピド氏に交代するとしている。(エルサレム=清宮涼