ミャンマー記者3人亡命 国軍が弾圧、タイから第三国へ

ミャンマーはいま

バンコク=福山亜希
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 ミャンマーのメディア「ビルマ民主の声」(DVB)は7日、タイに不法入国したとして有罪判決を受けた記者3人がタイを離れ、「安全な第三国」に亡命したことを明らかにした。DVBはクーデターで権力を握ったミャンマー国軍から弾圧されており、記者らを送還しないよう求める声が上がっていた。

 記者らは5月9日、タイ北部チェンマイで2人の活動家と共に逮捕され、同28日に罰金4千バーツ(約1万4千円)と禁錮7カ月、執行猶予1年の判決を受けた。クーデターに批判的な報道を続けるDVBは国軍側から免許を取り消され、一部の記者は弾圧を逃れて国外から発信を続けている。

 DVBは「安全な渡航を可能にしてくれたタイや世界中の人々に感謝したい」との声明を出した。亡命先は明らかにせず、「彼らの安全が確認できた時点で詳細を知らせる」とした。

 ミャンマー国軍側はこれまでに、DVBを含むメディア8社の免許を剝奪(はくだつ)した。現地の人権団体「政治犯支援協会」によると、8日時点で57人のメディア関係者が拘束されている。(バンコク=福山亜希)