寄付箱設置・備蓄品を活用 延岡市「生理の貧困」に一手

浜田綾
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 長期化する新型コロナウイルスの影響などで生活が困窮し、生理用品が買えない「生理の貧困」が全国的に問題になっている。困っている女性たちを支援しようと、宮崎県延岡市は7日、生理用品の寄付箱を2カ所に設けた。9日から希望者に無償で配る。

 寄付箱は、市役所2階の「なんでも総合相談センター」と同市桜小路の市男女共同参画センターの2カ所に置いた。未開封の生理用ナプキンなどの寄付を受け付けている。

 受け取りを希望する場合もいずれかの窓口に申し出る。市役所1、2階の女子トイレには、窓口で掲示するだけで対応を受けられる専用のカードを置く。担当者は「気軽に利用してほしい」と呼びかけている。

 市は今後、災害備蓄用に保管していた生理用ナプキンで、メーカーの使用推奨期限が過ぎたものを無償配布用にする。危機管理課の担当者によると、使用推奨期間は過ぎているが、メーカーに確認して問題なく使えるという。配布は原則、1人1パック(10~30個入り)だが、家族構成などに応じて変えることもある。

 男女共同参画推進室によると「市民から要望があったわけではないが、声を上げにくい状況で苦しんでいるケースを危惧している」とし、4月から議論を重ねてきた。「配布の仕方などは手探り状態。試行錯誤しながら、効果的に支援を行き届かせたい」という。

 問い合わせは、同室に電話(0982・22・7056)かメール(danjo@city.nobeoka.miyazaki.jpメールする)で。(浜田綾)