ルノーを仏当局が本格捜査へ 排ガス不正疑い、社は否認

パリ=疋田多揚
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 仏自動車大手ルノーのディーゼル車をめぐる排ガス不正疑惑で、同社が8日、仏司法当局の本格捜査を受けることが決まった。同社が同日発表した。

 仏司法当局は2017年、ルノーが自社ディーゼルに取り付けられた排ガス浄化装置を意図的に操作し、汚染物質の排出を少なく見せていた疑いがあるとして、予審判事による捜査を開始していた。専門家に委託した調査で、窒素酸化物の排出を抑えるために搭載された浄化装置が、時速50キロ未満で走った場合に働かないことなどがわかったという。先月末には、仏当局が当時会長だったカルロス・ゴーン日産自動車会長を、逃亡先のレバノンで任意聴取していた。

 ルノーは声明で、「フランスや欧州の法規制を守ってきた。違反は一切していない」と容疑を否認している。(パリ=疋田多揚)