ヘリでゴルフ場送迎 無許可営業の疑いで社長ら逮捕

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 許可を得ずにヘリコプターに客を乗せたとして、警視庁は、航空機関連会社「クリアネット」(東京都港区)の社長佐藤秀臣(48)=同区六本木3丁目=と旅行会社社長中村和真(33)=東京都中央区新富1丁目=の両容疑者を航空法違反容疑で逮捕し、9日発表した。同庁は、2人が静岡や三重、和歌山の各県のゴルフ場などへの送迎や首都圏での遊覧飛行を繰り返していたとみている。

 同庁によると、佐藤容疑者は航空運送事業の許可を得ていないのに、2019年10月~20年1月に4回、クリアネットが管理するヘリに計8人の客を乗せ、計約20万3千円の運賃を受け取って都内のヘリポートと静岡県のゴルフ場の間を送迎した疑いがある。また、同年3~10月にも中村容疑者と共謀し、客計8人を同県の別のゴルフ場に計4回送迎し、約13万6千円を受け取った疑いがある。

 佐藤容疑者は容疑を認め、中村容疑者は「違法になるとは思っていない」などと話しているという。

 20年12月にはクリアネットが管理するヘリが静岡県島田市の山中に墜落し、操縦していた男性が死亡。今年3月にも、別のヘリが長野県青木村の田んぼ脇に不時着し、乗っていた6人が重軽傷を負った。

 同社は12年設立。ウェブサイトなどによると、船舶や航空機の売買のほか、ヘリコプターやクルーザーのレンタル・シェア事業、節税コンサルティング事業を展開している。