佐藤輝が月間MVP 阪神、投打受賞は05年V以来

内田快
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 プロ野球の5月の月間MVPがセ、パ両リーグから発表され、セの打者部門で阪神のドラフト1位新人・佐藤輝明(近大)が初受賞となった。新人の受賞は昨年10、11月の広島・森下暢仁以来。

 阪神からは投手部門で、抑えのスアレスも初めて選ばれた。阪神の選手が投打そろって選ばれるのは、リーグ優勝した2005年9月の下柳剛と今岡誠以来、16年ぶりだ。

 佐藤輝は5月は全19試合に出場し、いずれもチームトップの19打点、6本塁打をあげた。28日の西武戦で、セ・リーグの新人としては1958年の長嶋茂雄(巨人)以来、史上2人目となる1試合3本塁打を放ったことも評価された。

 受賞会見で、佐藤輝は「それだけチームに貢献できた。これからもどんどん取りたい」と喜んだ。プロ野球の世界に少しずつ慣れてきたことで、「何が何でも打ちにいくスタイルから、初球、きわどいところなら見逃してもいいのかなと心の余裕がもてるようになった」。

 一方で、三振数がリーグトップの82(6月8日現在)と多いことにも自らふれて、「強く振るのが自分の持ち味。三振してしまうのは技術が足りないだけ。当てにいく打撃はしたくない」と強振を貫く決意を語った。

 スアレスは5月は12試合に登板し、9セーブ、防御率は0・00と首位キープに大きく貢献した。「素直にうれしい。チームを優勝に導けるようにがんばりたい」

 昨季も25セーブでセーブ王のタイトルを獲得した頼もしい守護神は「(今季は)ストライクゾーンの中にしっかり投げることを意識している。去年の成績を超えたい」と意気込んだ。(内田快)