第6回タブー視される学校現場の性教育 新組織のもとで充実を

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聞き手・中井なつみ
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言いたい!こども庁
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言いたい! こども庁 ⑥ 産婦人科医・宋美玄さん

 著書やSNS、テレビ出演などを通じて性に関する情報発信を行っている産婦人科医の宋美玄さんは、こども庁の創設をきっかけに、学校現場でもっと性教育を充実させてほしい、と求めています。

 ――こども庁の議論をどう見ていますか。

 子どもは、社会の中で絶対的な弱者です。有権者でもないため、国で政策を議論する際など、「後回し」にされがちな存在でした。そうした意味では、子どもを主体として考える機関ができることについては、大きな期待をもって受け止めています。

 子どもにかかわる政策を集約する「こども庁」の創設に向けた議論が与党を中心に進んでいます。新たな官庁にはどんな期待ができるのか、肝心の政策の中身はどうか、そもそも新組織をつくるべきなのか。子どもたちに携わる仕事をしている6人に聞きました。

 ――子どもへの性教育について、これまでも積極的に発信されてきました。

 インターネットやSNSが発達したことで、予期せぬ妊娠や性被害に悩む子どもたちが増えているのが実情です。これらを防ぐためには、一人ひとりが「自分のため」「相手のため」として、正しい性の知識を身につけていかなくてはならないと思っています。

 ――学校現場では、性教育が「タブー」だとされがちです。

 学習指導要領で取り扱える範囲が決まっていることもあり、学校の中で先生が教えられることは限定的で、十分ではありません。

 ただ、自分の体を自分でよく…

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